五則行持(29年5月7日~15日)
結制土地堂念誦(5月7日)
五月七日、お寺を護る土地神さまに制中の加護を願う「結制土地堂念誦」が武長後堂を導師に修行されました。
衆寮諷経(5月7日)
夏安居入制に際し、衆寮において「大仏頂万行首楞厳陀羅尼(だいぶっちょうまんぎょうしゅりょうごんだらに)」を読誦し、寺院の繁栄、修行僧の弁道増進、檀信徒の安穏を祈る「衆寮諷経」が、武長後堂を導師に修行されました。
庫司點湯(5月7日)
五月七日、庫司(諸役寮)が、夏安居に参集した首座・大衆にお礼として密湯を振る舞う式、「庫司點湯」が行われました。
侍者煎点(5月9日)
五月九日、住職のお側付きである侍者が、住職の命を受け、入制に際して首座・大衆にお祝いのお茶を振る舞う式、「侍者點湯」が行われました。
楞厳会啓建(5月8日)
五月八日、夏安居の無事成就を祈願して制中の間、毎日勤められる法要「楞厳会」の「啓(けい)建(けん)(初日)」が、水庭知客を導師に厳修されました。
巡寮(じゅんりょう)・圓鏡牌問訊(まるきょうはいもんじん)・大問訊(たいもんじん)(5月9日)
五月九日、夏安居入制に際し、山内大衆の様子、建物の状態を点検する為に住職が諸寮を見て回る「巡寮」が行われ、首座寮ではお茶の接待を受けました。
引き続き、夏安居を共にする僧の名が記された圓鏡牌の前で各々が焼香問訊し、法堂では住職と山内衆が向かい合い大問訊を致しました。
本則行茶(5月10日)
五月十日、翌日の首座法戦式で取り上げる本則についての提唱(宗旨を大衆に説き明かす)が、 武長後堂より行われ、続いて一同茶を頂きました。
祝茶(5月11日)
五月十一日、首座法戦式当日、山内大衆、首座師寮寺参拝団の方々に、首座和尚がお茶が振る舞う「祝茶」が行われました。
首座本尊上供(5月11日)
法戦式当日、首座が導師を務め、本尊様にお供え物をして諷経する「首座本尊上供」が修行されました。
小参(禅問答)(5月15日)
五月十五日、祝祷朝課引き続き「小参問答」が行われました。首座寮を始め大衆諸兄は、入制に際し修行生活での疑問や悩みを小参師に問い、お答えを頂戴しました。
結制人事行礼(5月15日)
五月十五日、小参に引き続いて、其々の役に就いた僧が互いに古式に則り挨拶をする「結制人事行礼」が行われました。