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麻布大観音(十一面観世音菩薩)

徳川家康公江戸開府の後、正徳六年、二丈六尺の大観音が建立され、江戸屈指の観音霊場として人々の尊崇を集めていました。
しかし、一九四五年の戦火で焼失してしまいます。
その後、大観音の再現を願う人々の厚い信仰により、樹齢六百年を超える楠を一本彫りし、約十年の歳月をかけ、
一九七七年、三丈三尺、現在の壮麗無比の御姿に蘇りました。

左手に蓮華の瓶を持ち、右手に数珠をかけ錫杖を持ち、右足を半歩前進する独特の御姿は長谷式といわれ、
観音と地蔵の両菩薩の徳を持つとされています。
高さ3丈3尺(約10m)木造としては国内最大級の観音像です。

日本百観音霊場(西国・坂東・秩父)を参拝して頂いてきました土を地中に納めていますので、この観音様をお参りすると百観音を参拝した功徳があるとされています。
毎日、午前6時より午後5時まで観音堂は開いております。
また、毎朝と毎月18日の午後2時からご祈祷を行っています。

日本芸術院会員 大内青圃の作。