寿餅について

寿餅について

曹洞宗門に伝わる正月の作法に「寿(じゅ)餠(びょう)」があります。これは、自らのお師匠さんや、仏道を歩む上でお世話になった参学の師に対して、福寿長久を祈って一重ねのお餅を捧げることです。夫々の自室の浄所に「龍天軸」といって、僧侶の守り神である「龍天護法大善神」と「白山妙理大権現」の名の書かれた軸を掛け、その正前に、修行僧が修行道場を渡り歩く際にお袈裟など大事なものを入れて携行する「袈(け)裟(さ)行(こう)李(り)」を安置し、その前に一重ねの餅を供えます。


三箇日はその前にてお経を挙げ、お師匠さん始め、参学の師の法身堅固・福寿無量・諸縁吉祥を祈り、四日目に師の寺に年賀拝登してその寿餠を奉呈します。但し、遠方であったり、諸事情によって訪ねることが出来ない場合は、その餅の一部分を賀状と共に郵送するのが習わしです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly